交通事故治療院、むち打ち、症状固定

交通事故治療、早期受診のススメ

■早期受診を進める理由

・早めに対処することが回復も早くする

・事故から10日以上過ぎると、事故との因果関係を証明できない場合がある。

■まず病院へ(診断署をもらう)―必要に応じて整骨院、接骨院も

交通事故の後遺症は、数ヵ月経って突然発症するものもあります。

むち打ちがその代表格で、当初はほとんど症状に出ず、病院で「異常なし」と診断されても、翌日から数日後、数か月後になって様々な症状が現れることがあります。頭痛や吐き気など、当事者自身も交通事故が原因ではなく、単なる体調不良だと考えてしまうケースも多いといいます。

交通事故の際、衝撃で身体は揺さぶられ、身体は思いがけない方向にS字状の動きを強いられてしまいます。とっさの出来事が起こると頭部を守ろうとして、首の筋肉がこわばります。どこを打ったか覚えていないという人でも、交通事故では大抵、頭をぶつけています。

このように、工数事故でむち打ちになる要因は多いといえます。病院だけではなく、念のために整骨院、接骨院でも診てもらうといいでしょう。

大きい病院だと診療の間隔があくことや待ち時間の長さから身体の負担が大きくなりがちなところを、カバーすることもできます。

■むち打ちは後遺症として認められにくい

たとえ認められても、後遺障害の等級が抑えられるために、症状の辛さに反して補償が厳しいという現実があります。後遺症でくるしまないためにも、早期治療が大切です。

 

 

 

むち打ち、病院では異常なし?

■むち打ち―正式には「外傷性頸部症候群、頸椎捻挫」

首や背中に急激なショッしたクが加わり、首が前後にムチのようにしなることが原因で生じる、首や肩、背中に痛みがある症状を言います。

交通事故にあったその日はほとんど症状が現れず、翌日以降に首筋・背中・肩のコリや痛みなど様々な症状が出てくることが多いようです。

また、首周囲に蜜集した自律神経のバランスが崩れることで、吐き気やめまい、頭痛のほか、腕や手のしびれ、食欲不振、脱力感などの症状が出ることもあります。

むち打ちの症状には個人差があり、これらの症状が複数的に現れたり、気候によって症状が重くなったり、さらにその後数年後から数十年にわたって周期的に現れ、後遺症に苦しむ人も少なくありません。

実際、首や肩のコリの原因が、数年前の交通事故のむち打ちだったというケースもあります。

■むち打ちは神経症状―レントゲン節の損傷によります。病院では、骨に異常がなければ=骨折していなければ、むち打ちの診断はされずに済まされることもあります。

湿布と痛み止めだけでは、むち打ちに対処できないこともあります。痛みが長引く時は整骨院や接骨院で併せて診てもらうことを検討してみるのもいいでしょう。後遺症として残さないための予防にもなります。

■柔道整復師の技術―触診で骨のゆがみやズレが分かる

骨が折れているのかわからないまま整骨院に行き触診でこれは骨折と判断、整形外科へ紹介状を書くということも日常的にあるといいます。

 

交通事故治療を得意とする接骨院

■整骨院・接骨院_交通事故治療の考え方

整骨院・接骨院の多くが、交通事故の治療を得意としています。整形外科のようにレントゲン検査や手術、投薬を行うことはできませんが、直接の手技によって狭くなった可動域を広げていきます。骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の治療エキスパートとして、人の体の「自然治療力」を最大限に生かすような施術を行います。

■事故後の説明しにくい不調_「不定哀訴」

「不定哀訴」とは、頭が重い、イライラする、疲労感がある、良く眠れないなど、自覚症状があっても原因となっている疾病が特定できない状態を指し、医師によっては自律神経失調症と診断する場合もあります。検査では明らかな異常が見つからないので、処置も難しく、客観的所見に乏しいことが特徴です。

むち打ちで首の骨がゆがむと神経が圧迫されるので、不定哀訴のような状態が起こります。

交通事故後にこのような症状が現れた場合、頭の重さから風邪をひいたと自身で判断してしまう人もいます。病院へ行く際は交通事故に遭った旨を伝えましょう。整骨院・接骨院ではこれらの症状では交通事故後のむち打ちなどと関連づけて考えます。説明しにくい痛み、だるさ、倦怠感も、きちんと診てもらいましょう。

 

顎関節症・脳脊髄液減少症・うつ病

■顎関節症

交通事故で強い衝撃を受けた際に、顎関節がズレ足り変形するなどして起こることがあります。口の開け閉めが困難(カクカク、ポキポキと音がする)、顎付近が痛いというのが一般的な症状ですが、肩こり、頭痛、耳の奥の痛み、手足の痺れ、めまい、耳鳴りといった症状も合併する場合があります。これらは、むち打ちの症状と似ており、むち打ちと診断されたために適切な治療をされず症状が悪化してしまうこともあります。重症になると日常生活にも支障をきたし、手術が必要になるケースもあります。放っておくと厄介なことになりかねません。交通事故で強く顎を打った場合は、きちんと病院で診てもらうようにしましょう。

■脳脊髄液減少症(低髄液圧症候群)

脳から脊髄の中に流れている髄液が漏れることによって様々な症状が続くものです。追突事故の影響でなどで起こる場合があります。頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感など、むち打ちと似たような症状ですが、むち打ちがなかなか治らないときにはこれが疑われる場合もあります。安易に考えずに、医学的診断を受けるようにしましょう。

■精神の後遺障害_うつ病・PTSDなど

事故後の抑うつ状態、情緒不安定、意欲の低下、恐怖感のフラッシュバックや妄想、幻覚など、時間が経っても精神的な影響は残ることがあります。また、事故後の様々な手続きをする中で、精神的につらい状況から心や体に症状が出てしまうこともあります。交通事故に遭遇すると、想像以上に心の負荷がかかっているものです。心理的な変異を一時的なものだと片付けたり、周囲に心配をかけないように無理しがちですが、一人で悩まず、専門医へ相談して下さい。

通院実績と保険の打ち切り

■保険の打ち切り_「これ以上の通院は認められません」事故発生から一定期間が過ぎると、保険会社から治療の打ち切りを伝えられることがあります。(打撲で1ヶ月、むち打ちで3ヶ月、骨折で六ヶ月を目安とされることがあるようです。)治療が長引くことによる慰謝料等の増大を保険会社が避けようとするからです。打ち切りとは、保険会社が「治療費を支払はない」ということであって、治療を続けるかどうかは本人の自由です。言われたからといって通院を中止しないことです。

■「治療費の支払いを打ち切るので以後は自費で?」

まだ治療が必要かどうかを判断できるのは医師です。必要なら診断書を書いてもらい、保険会社にも説明して治療の継続に合意してもらいましょう。それでも強引に治療を打ち切られた場合は、健康保険を使って自費で通院し、後日保険会社に請求する方法もありますが、交渉しても支払われないことがほとんどです。

■「通院実績」は、損害賠償においても重要

通院回数が少ないと治療打ち切りの理由にされたり、後の慰謝料や休業補償などの倍賞問題、後遺障害の認定にも大きく影響してきます。まずは治療・リハビリに専念し、通院実績をしっかり積み重ねておくことが大切です。

■通院実績によって、被害者の症状の一貫性を証明

もし一カ月全く通院していない期間があったとしたら、その間の治療が必要なかったと判断され、その後にまだ残る症状は事故との因果関係を否定されてしまいます。怪我の状況によっては過度に通院する必要はありませんが、整骨院等で併せて痛みやしびれのフォローをしてもらうようにすれば、症状がしっかり存在することを示す証拠を残すことにもなります。